ネタバレがあるので、第1幕を未プレイのかたはご了承下さい。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv98175894
あの、まず個人的にヒュムノスの件に夢中になってて放送があるのを完全に忘れており、こんな感じによくイベントを忘れたり寝落ちしたりするので(以下略
音響監督の納谷さんとディレクターの土屋暁さんとのトークです。なぜか土屋さんは白衣を着ていますw
全体的にはソフトの限定版AGENT PACKに付属していた今までも何度か目にした資料、また特にジェノム・トロン教本に関する内容に触れられていました。もちろん初出のお話もあります。
目次
イオンの夢のなかに出てくるラシェーラについて
- ラシェーラの画像
- 恒星ベゼルの系にある惑星。
- 恒星ベゼルは赤色巨星(星の寿命が来て膨張していっている状態の星)であり、ラシェーラはベゼルに飲み込まれようとしている。
- 大体の人が磁極に住んでいる。未来のない世界。
- 地上の画像
- 磁極にある、ラシェーラの中で人が住める場所の写真。一番下が万寿沙羅。
- この一部穴が開いている殻のようなものが対波動シェル。
- 実はもうシェルがほぼ機能していない。見た通り穴の空いた傘のような感じ。
- 実際にはこの球状の中に様々なコロンや軌道エレベイタがあるが、この写真はそれらが省かれている。
- 歴史としては第六期になってから太陽の状況が悪化してきている。
- それ以前は地球と同じように大体の場所に人や動物が住んでいた。
万寿沙羅について
- 太陽により星の環境が悪化し色々な人たちが集まった結果いわゆる「人種のるつぼ」と化した。
- 帝国は元々は一国家であり、万珠沙羅はその中心都市だった。
- しかし人が住めるところがなくなったので唯一の国となり帝国となった。
- つまり万珠沙羅はいわゆる帝都だった(今は遷都されているため旧都)。
- 貧しい人たちが住んでいる、悪く言えば取り残された街。
- 様々な文化がひしめき合っている。
- 万寿区と天翔区の地図
- 左下に「帝立ジェノメトリクス同調調停院 縦貫坑道」という巨大な縦穴があり、この穴の周りに街が広がっている。
- 縦貫坑道の奥には地文の施設がある。
- 対して一番高いところにあるのが天文。
みかど通りについて
- 様々な文化、街並みが交わった場所。
- 元々あった木の文化、石の文化などさまざまな文化で街を作った結果こうなったというイメージ。
雑貨屋縷縷について
- 万珠沙羅のイメージを凝縮した感じ。子供の頃の駄菓子屋さんみたいな。
- なんでも揃っている雑貨屋。
- 大人たちの寄り合いの場にもなっており、店主であるルウレイさんはみんなから信頼されている。
- 息子であるター坊もイオンを拾ってくる等意識が高い。
- この街では一晩放置されたら死んでしまう危険があるとのこと。(※バーストで?)
質問コーナー
- Q. ター坊だけフルネームでないのはなぜ?
- A. ちょっとわからない(言えない)。
- ヒントとしてはこのプレーヤーが見ている世界は現実ではなくてイオンの夢セカイ、イオンの記憶である。
- つまり第六期に生きていた時とはなにかが違うかもしれない。
- それはイオンの心に左右されているかもしれない。
- ゆえにフルネームを出せない(イオンが出したくない)理由があるのかもしれない。
- Q. ルウレイさんって何者?グレイコフ(キャスの父親)が「あの女はいつもいつも」とか言っていた。
- A. 彼女は町内会をまとめている人で、グレイコフ(リアノイト家)は後から入ってきた人。
- グレイコフはカノンに付き従う通り地文派で、ルウレイさんはどちらかというと天文派(シェルノトロンにお世話になってるし、縷縷でシェルノトロンを売ってもいるし)。町の会議等で昔から対立したりと仲が良くない。
大樹の秘密基地について
- 地域に活気があると自然と子供3人組というのが出てくる…というイメージ。
- 緑が印象的。この世界で見えていないところは基本的に太陽の影響により荒地のはずだが、ここに緑が多いのはなぜ?
- 地図をよく見るとわかるが、実はここはそもそもシェルの剥落が起きた断界地区であり立入禁止区域だった。
※第弐号断界の境界あたりに「雷哭大樹」があるのでここでしょう。
- この世界では日照限界の地域にいるときにウェーブバーストが発生すると焼け死ぬ。
- ここは断界しているがその中のギリギリ外れのところ。
- 人が住んでいないから緑が生い茂る。
- 当然街は防護されており、シェルの隅にいくほど植物が減っていく。
- 人々が住む真ん中は植物が普通に育つくらいの防護がされている。
コロンについて
- 歴史的に見ると新都とも言える場所。通称「夢の珠」と呼ばれる。
- 試練の行われてる現在は、最新鋭のコロンが次々と上に出来ている。
- コロンは上につくるというものではないが、そもそも皇帝のいる上(宮城:きゅうじょう)にいくほど基本的に格が高い。
- 万珠沙羅が貧民街なら、夢の珠はそれよりは格が上だが上流階級というほどではない。
- コロンの数は当時ざっと数えて20,30くらい。
- 1コロンあたりに数万人、大きいところだと十万人程度が住んでいる。全コロンで100万人程度の人口。
- 居住している地域の人口比で言うと、地上が2.3割、それ以外がだいたい6割くらい。
- コロンの優位な部分とは?
→地上とは比べものにならないくらい安全。 - 固有の防御フィールドを持っているためコロンには剥落やバーストといった脅威がない。
- コロンは居住区?
→コロンはある程度の自治が許されている。居住コロンもあればアミューズメントのコロン、企業のコロンなどもある。 - 要するに何かしらの浮島の単位。アメリカの州のようなものというとわかりやすい。
- ラシェーラは単一国家かつある程度の自治が認められている州があるアメリカ的な世界。
- 第2幕で登場する夢の珠の画像
- 左側と右側は天文派と地文派(※と言ってたけどそうでもなさそうな?下記参照。)
- 正式名称は「官営第4号居住揚陸」とある通り、帝国が作ったコロン。
- コロンは5個目までは帝国が作った。
- 帝国としては当初地上に人が溢れてたので居住コロンを積極的に作っていた。
- 作られた当時は天文、地文は別れていなかった。
- 現在ではとある理由により(※断線のことかと思われる)あまり人気のあるコロンではないが、建造当時はかなり人気があり倍率が高く居住権を得るのが大変だった。ゆえにブルジョワな人が住んでいた。
スタートロン商店街について
- 天文側の中心街。
- こちらは天文ができてからの政府が作った街のため、天文の文化に統一された街。どこか機械的な雰囲気。
- 街並みは昔(数十年前)の天文でトレンドだったデザインだが今では陳腐化している。
初出の緑溢れる邸宅について
- 地文側の場所。
- ある特殊な舞台で偉い人が住んでいた邸宅。
- 第2幕の中では地文側の舞台。カノンに縁の深い場所。
とあるホテルの一室について
- ある人が言うには「このコロンで一番高級なホテル」(※スタートロン商店街手前に見えるグラビ亭のことだと思われる)。天文の区域にある。
- 当時は最高級の内装だったが今はお察しの通り。
- こういった「当時の未来的デザイン」が特にこのコロンには多い。
色々なコロン
- イオンは色々なコロンに旅していく。
- 今後の見所としては、皇位継承の儀においてコロンというそれぞれの舞台に応じた状況や問題があり2人の皇女がどう対応していくのかという中でのイオンとカノンの衝突やそこに住む住人の生活感など。
ディープな設定
ジェノム・シェルノトロン・詩魔法
- ジェノムとは?
- ラシェーラという世界では人間は基本的に普通の人で特殊能力を持っていない。
- 別の生命体であるジェノムが魔法を使う力を秘めている。
- ジェノムは動物型と空想型があり、それ単体では持っている力を詩という形で表現できない。
- 詩で表現するには人間が持っている発声帯域(以下、帯域)や想いが必要となる。
- よってジェノムが力を貸す、人間が帯域を貸す、人間が使いたい魔法を使えるという共生関係にある。
- ネコ型のジェノムの図
- この4つの絵は人間とジェノムとの同調の度合いを表している。
- 一番左は「非同調」と呼ぶ。イオンときゅーきゅー鳴いているときのテレフンケンとの関係。この状態では詩魔法を謳うことが出来ない。
- ジェノムとの契約では人間の脳内にジェノムの宿を与えるが、これが閉ざされている、マンションで言えばジェノムと人間がそれぞれワンルームの部屋を持ち鍵がかかっている状態。
- 一段階進む(図の左から2番め)と「同調」。心の一部が開いているが、意識的には浅いレベル。つながりが深ければ深いほど強い力が使える。「同調」時には簡単な詩魔法が使える。
- 世界情勢的にはシェルノトロンかジェノムは大体の人が持っており、日常的に生活を便利にする詩魔法を使っている。明かりをつける詩魔法、火をつける詩魔法などを庶民でも使っている。貧困層でも普及している。
- 学校で同調のしかたや簡単な詩魔法の紡ぎ方を訓練する授業とかがある。
- 一般的な詩魔法としては鼻歌や1フレーズで発動するもの。例えば鍋を温めるときに「ふふふんふーんふんふーん」とか言う。
- 第1幕でのイオンとテレフンケンの関係は?
→第1幕の最後の詩魔法(ahih rei-yah)は詩魔法の規模としてはレベルが高い。が、イオンとテレフンケンの同調深度はさほど深くない。 - イオンは特殊だから普通の人でいうとどのレベル?と説明するのは難しい。
- だからイオンはすごい(?)
- ahih rei-yahは様々な条件が重なった結果である。
- この前に小さな花がを咲かせる場面があった。「テレフンケンならこの程度」というのは正しい。あれは浅い同調で、能力がないテレフンケンにとって重い詩魔法だった。
- シェルノトロンとのチェイン、みんなの街を守りたいという想いが相まった。しかしこの時点ではバーストを防げるかはわからない。(大きな花を咲かせるだけとのこと)
- 実際にウェーブバーストを防げたのはイオンの特殊能力によるらしい。
- ジェノムと人間が1つになった段階(図の3番め)を「完全同調」と呼ぶ。お互いが更に深く組み合わさった状態
- 設定では人間のことを「宿主」と呼ぶ。ジェノムは人間の脳の使っていない部分に寄生する。
- 人間が使っていない脳の領域を使うことで普段使われていない能力を発揮できるのが詩魔法。この際には遺伝子的にも関係が出てくる。
- 人間の遺伝子は二重螺旋。これが同調することでジェノムのDNA鎖と人間のDNA鎖とが合わさる。
- この際に、どれだけ塩基対ができるか(※簡単に言うとどれだけ遺伝子が結びつくか)どうかで同調か完全同調かが変わってくる。
- 関係が深ければ塩基対が沢山できるため、例えば「DNAが5鎖の人間」となり当然見た目も変わってくる。
- 最後の一番右の画像。
- 非同調、同調、完全同調ときたがこの状態を「一心同体」という。
- 精神世界で言うと想いの深さが完全同調とは全然違う。
- 完全同調は想いの揺れによって完全に爆ぜて離れてしまう。それが更に結びつきが強くなると「一心同体」になる。
- この世界に一心同体に達するジェノムと宿主は1%もいない。なったら賢者とか聖人のレベル。
- 一般人が一生の間にするのはだいたい同調まで。一部の特殊な思い入れのある人、帯域が広い人、能力が高い人がジェノムと完全同調とその先までいける。
- 一心同体の更に上が都市伝説レベルで存在する。この状態を「唯我」という。
- ここまで達した人は都市伝説という通り見た人はいない。人間の1世代で1人いるかいないか。
- イオンとテレフンケンはベストパートナーか?
→コミュニケーション的な関係としては良好だが、能力を引き出す引き出されるという実務的に見るとアンバランス。 - イオンのかなり高い能力に対してテレフンケンの能力がかなり低い。
- こういう関係は通常あることなのか?
→特別な思い入れがあったり、例えば猫のジェノムがいたとき猫が好きだこのジェノムが好きだという人の場合はアンバランスだけど同調することがある。 - しかしジェノムを便利ツールとして使う場合は、自分の帯域や能力に一番ギリギリ見合うジェノムを探すのが普通。
- ジェノムのほうの能力が高いと宿主はフラれる。ジェノムとしては自分の力を100%引き出せない人間は同調しても価値がないため、自分より高い能力を持つ人間と同調する。
- ジェノムって人間に対してどのくらいいるのか?
→シェルノトロンが普及しすぎたためにジェノムの個体が減っていっている。 - ジェノムは自然界に動物として存在しているもののほかに、宿主が空想しているときに生まれたりする空想型と呼ばれる種類がある。テレフンケンもドラゴンという空想型のジェノム。
- 空想型ジェノムは宿主と同調してエネルギーを得ないと生き続けられない。
- 動物型だと動物として食べ物を食べて生きることもできるが、空想型であるテレフンケンは食べるということについての習性や器官がなくストーリー中でも弱っていた。
- シェルノトロンが普及すると少なくとも空想型ジェノムは生きられなくなってしまう。現在ジェノムは相当数が減っている。
シェルノトロンとは?
- 鳥型のシェルノトロンの画像
- 簡単に言うと、この試練の3年間の期間から50年ほど前に生まれた言うなれば「人工のジェノム」。
- ジェノムとほぼ同じスペックを持った人工の機械。
- 機械なのでジェノムと比べて淡白。この鳥型は以下の理由により宿主がマニアックなほう。
- シェルノトロンは精神世界と繋がって詩魔法を引き出すこともできるし、プログラムによって外見を自由に変えることができる。個体の値段や性能にもよるが形を変化させることが出来る。
- 歩かせたりとかもできる。同調したうえで詩魔法を謳った結果、形を変化させられる。
- 自分なりにカスタマイズが出来る、スマートフォンのようなもの(?)
- シェルノトロンが普及した一番の理由は統一されたOSがインストールされており、それが非常に高性能で集中制御で管理されている。この中にまたスマートフォンで言えばアプリのような形で「BIOS」というツールが入っていて、いろんな施設を使えたり、自分で組んだ物理演算が簡単にできる。
- このようにジェノムに比べてとても汎用性が高い。
- ジェノムは人を能力や性格で選り好みするがシェルノトロンは人を拒否しない。性格の不一致とかでうまくいかないことがない。
- シェルノトロンは必ずあなた色に染まる。同調すればOSが自分の性格に合わせてくれて、自分の帯域を全部ではないがある程度効率的に使える。
- お店に売っているシェルノトロンだとプリセットがあり、例えば料理シリーズ、工作シリーズなどがある。
- ジェノムと違って(付き合い的な縛りがないので)取っ替え引っ替えできる。シェルノトロンは母体である真空管を取り替えるだけでよく扱いやすい。
- これだけ便利だと圧倒的にシェルノトロンのほうが便利であらゆる面でジェノムより優れている印象を受けるが問題点は?
→図の通り同調の段階がが一つ少ない。つまり完全同調が限界。 - 相手が機械なので深くはつながれない。ここは進歩の途中でもある。
- 昔のジェノムしかなかった時代、ジェノムと同調することで子供たちは幼い頃から対人(対ジェノム)関係を学ぶわけだが、シェルノトロンが出来るとそれが必要なくなりいわゆる「大人になれない子供たち」が生まれるのでは?
→実は地文側が声高らかに指摘しているのがこのへん。 - 古くから学校においてジェノムの同調実習が行われていたが、いまやコロンによってはシェルノトロンの使い方しか教えないところもある。
- このようにジェノム実習や同調という想いを通わせる苦労もせずに育っていくと、当然人との付き合い方も変わってくる。
第1幕の詩魔法ahih rei-yahについて
- 現状のイオンとテレフンケンの関係および能力から考えてあそこまで唱えられていいものか?大きな力を使われすぎている感じがする。
→詩魔法で大きな蓮の花を咲かせるには街を守るためには一番重要なポイントになっている。 - 実はその前に咲かせた小さな花でもバーストを防ぐ力はあった。けど小さいので街を守れなかった。
- 大きな花を実現できたのはシェルノトロンとジェノムの「チェイン」という仕組み。
- チェインとはジェノム同士、ジェノムとシェルノトロン、シェルノトロン同士でもできる。
- 他の人の想いの力を借りて詩魔法を段階的にパワーアップさせる仕組み。
- 1人の力は大きくない、でも100人を合わせたら。そのためには100人の人たちが同じ想いでつながる必要がある。
- ジェノム同士がお互いの宿主の精神世界の扉を開いてつながることが出来る。
- 第1幕のクライマックスでは万珠沙羅に取り残された人々がイオンの救いたいという気持ちに同調できた。これにより大きな花が咲かせられた。
- しかし大きな花というだけではただの植物でありウェーブバーストを防げるのが不思議。
- 本来ならウェーブバーストを防げる効能を持つ詩魔法を使うには、ジェノムならばそういう能力を持っている、シェルノトロンであればtxBIOSという高度なBIOSを持ってきて組み組み立てたり物理的な演算をしてナンボの世界。
- そういった「機能」を使うかもしくは「それに相当する知識」が無意識下にでもあれば力を使える。
- つまりイオンにはそういった力があるのかもしれない。
- イオンの有識下には知識として存在しない(実際にわからないといっている)。
- にも関わらずできたのがイオンの力…なのかもしれない。
- まだまだ隠された能力がある…のかもしれない。
天文と地文について
- そもそも天文と地文ってなんぞや?
政治組織、宗教組織、企業という意味でも使われているような感じを受ける。
- 天文の正式名称が「帝立天文学量子波動学研究所」とある通り元々は研究機関であり、皇帝が辞令を出し帝国がまとめてつくった。
- 歴史を遡ると当時、現在は地文と呼ばれている「帝立ジェノメトリクス同調調停院」の傘下にある一組織でしかなかった。
- 協力しつつあるモノをつくっていたが関係がうまくいかずに天文(研究所)が独立した。
- つまり天文は研究者の集団。天文学とか量子力学などのこの世界の創造の元を科学的に研究するために作られた機関。
- シェルノトロンを開発したところでもある。
- シェルノトロンが天文と地文の仲違いの一番の原因になってしまった。
- 元々存在したのが地文。地文の歴史はかなり古い。
- 地文ってなんで地文というのか?→実は天文が天文と呼ばれてから地文と呼ばれるようになった。
- 縦貫坑道の穴の付近に地文の研究施設があるのでそれも地文と呼ばれる一因になっている。
- 昔はなにをやっていたか?→同調調停院とある通り、元々はジェノムとのいざこざや不和を調停するための機関だった。
- 昔は限られた人しかジェノムとコンタクトが取れなかった。
- 同調してるだけでシャーマンのようなすごい人という時代があった。
- 当時ほとんどの人が無力な中で、ジェノムを使って凄いことが出来る人が不和を起こすと大惨事になる。またジェノムは人間を乗っ取ることが出来るという一面もある、そういった共存関係を調停する機関。
- 昔はジェノムと同調できる人は村の長だったりした。それが一般市民も使えるようになったことによりジェノムと人間の戦争にならないために帝国が調停機関を作った。それが帝立ジェノメトリクス同調調停院。
- 最初のうちはごく限られた人のための機関だった。
- そのうち国家機関としてジェノムと同調するときに許可を貰わないといけないだとか、モグリで使っている宿主を捕まえる、といった権力を持つようになった。
- 帝立ジェノメトリクス同調調停院は他にも事業を広げていく中で、たくさんの人達が簡単にジェノムと同調できるようにするための研究をしてきていた。
- その研究の内容はグロテスクではないけど(※グロテスクな一面もあるという意味?)、浅いところでは学校教育の徹底だったり相性の良いジェノムの見分け方だったり、ジェノムと人間の力の差をチェックする手段とかだったりする。
- 最近では遺伝子の研究が進歩してきて、科学分野として独立して地文の中に存在する。
- たくさんの人の個人情報を保持し圧倒的な力を持つ。官営ということで帝国の中枢機関の中でもものすごい権力を持つ。当然発言力も高いことから皇帝お抱えの機関となる。民の命をあずかっているような存在。
- そうなると地文が政治にも関与できるようになってくる。
- シェルノトロンが普及して天文が台頭してくるまでの間、地文は政治機関としても非常に大きな権力を持っていた。
- 言うなれば日本の寺社と同じようなもの。(たとえば江戸時代には寺社は政治的権力を持っていた。)
- そして地文に対する天文。
- 地文は「調停」から始まってるので、一番初めは文官が多かった。文系の人間が多かった。
- 組織の雰囲気からいっても精神や想い、生き物を非常に重視した組織だったため物理的なものや工学機械にはうとかった。
- 地文という組織は、一番権力のあった組織で束ねる組織であるわけだから、滅び去りかけている惑星を救うために色々考えなければいけない立場にあったがどうしても力不足だった。
- そこを今の三代目の皇帝が補おうと天文学や量子力学に強い機関を地文の下に設立した。これが天文のはじまり。
- そうして工学にも強くなり、更にジェノムを研究してうまく使い星を救おうとしていた理系集団。
- 天文が必要だった理由がある。それがチェイン。
- ジェノムを使ったチェインというのは沢山の人が想いを1つにしないといけない。それは例えば仕事でやらせられるようなものではないし非実用的。
- それならチェインを科学的に解析して機械を使って増幅すれば良い、という考えから生まれたのが天文でありその現在までの集大成がシェルノトロン。
- つまりシェルノトロンは元々ジェノムをより強く使うために作られた機械だった。
- シェルノトロンは今は三代目で初めて「シェルノトロン」と呼ばれるようになった。
- 二代目はG2-DHトロン、一代目はG2トロン。
- 更に前身となったモックがあり、それはジェノムと機械的にチェインを行なって力を増幅するための装置として開発された。増幅器、この世界の真空管と同じ立ち位置。
- G2トロンが出来るか出来ないかのところまでは天文と地文は結束していた。
- G2トロンが出来た段階で、地文から見るとジェノムとの同調がテーマではなくなってしまった。
- 地文はジェノムを保護するのが役割だから生命への冒涜だという反発が生まれた。
- しかし天文は論理的に考えるので、便利になればいいじゃんという見方をする。便利になれば滅ぶものがあっても人類の一過程と捉えている。
- このように天文および地文は研究機関、思想、企業でもある。
- こうした経緯もあっていまや相容れない2つのもの。
- 天文はシェルノトロンを使って星を救おうとしている。しかしそうするとジェノムが滅んでしまう。
- 地文というのは今の自然、ジェノムを残すことによって世界を救おうとしている。
- 実は天文と地文が今の犬猿の仲になったのは天文が独立したあとに天文が独自に救済計画を発表しちゃったから。
人類救済計画について
- 天文と地文が協力してやろうとしていたことがご破算になったため地文が考えたのがセーブベゼル計画。みんなで同調・チェインして詩で星を救おうという計画。
- しかしこの計画には1つ非常に不安定な部分がある。成功するかは人の想い次第、詩魔法次第なので確実性に欠ける。一回失敗するとみんなの士気も下がるのでリスクも高い。
- なのでどうかなあと思いつつも、天文のやり方よりはマシかと思う人もいるし、いや天文のほうが現実的だよという人もいる。
- 対する天文のグランフェニックス計画。この惑星から別の惑星にテレポートする移住計画。これは非常に荒っぽい計画。
- 全員を瞬間移動させるための必要エネルギーは莫大、これを得るために今物質に宿っているエネルギーをすべて凝縮して使わないとならない。それによって空間を捻じ曲げ交差させ飛び移りもとに戻す。
- 「物質に宿っているエネルギーを集める」って実はみんな結構やってたりしないですかねえ…?とここまで。(※マイクロクェーサーか)
- この世界の住人はほぼ全員が天文地文の人?
- NO。天文地文とは携帯電話のキャリアのようなものでほとんどの人がそのユーザーではあるが所属員(研究員等)ではない。派閥といったほうが良い。天文派、地文派。
- カノンは地文の救済計画にかなり傾倒していて皆に伝えようとしているが、イオンはそこまで救済することについて天文の考えは素晴らしいなどとは考えていないように見える。
- 第一幕の様子を見るだけにイオンはそんなことを考えるまでに至っていない。
- 今はテレくんを助けたい、町のみんなを助けたいという想いが強い。
- 星を救うということについてイオンがどう考えていくのか?人を救うためにイオンはなにをするのか?が見所。
□皇帝になる意味について
- 皇帝になる意味に違和感を感じる。イオンはともかくカノンは皇帝になることに積極的で周囲もそれを望んでいる。とはいえ皇帝になったところで星を救うほどの力を持てるということに直結しないのではないか?
→いや直結する。 - 皇帝という存在は一般市民とは格別に違う存在である。
- 皇帝は代々「声帯」を賜る。皇帝は人間が喋れる発声域の限界を超える帯域を持つ。
- この声帯は生まれつき持っているわけではなく皇帝に即位する際に賜るもの。
- なぜその声帯が必要なのかというと、それだけ強力なジェノムやシェルノトロンが背後に存在し得るから。これは国家レベルで物事を動かす力を持たないといけないから。
- 皇帝になることで世界をある程度救ったり、奇跡的なことを起こせる。
- つまり、皇帝の声帯を賜り圧倒的な能力(帯域)、絶対的な力を得ることが皇帝になることの価値。
- カノンが目的を達成するためには皇帝になることが必要。声帯を賜れなかったらセーブベゼル計画は破綻する。
- これはグランフェニックス計画についても同じ。救済計画は皇帝権限によって行使する、そして人がついてくる、計画を実現するための声帯があり、詩ができるということになる。
現皇帝と皇帝候補について
- 現皇帝は天文から生まれた人でも地文から生まれた人でもない。
- 今回の状況は切羽詰まってる状況なので、救済計画が絡み単なる皇位継承の儀ではない。いつもは結構穏やか。
- 皇帝候補も多く乱立する。天文、地文、あとは宮城(きゅうじょう)からも出る。皇帝候補は半世襲で、ある程度血が繋がっていないと立候補が出来ない。現皇帝は宮城出身。
- 現皇帝はバックにシェルノトロンを持っており天文寄りではあるものの、天文が提唱するリスキーな計画を実行するだけの決断もできない。2,3年もしないうちに退位しなければならないし、結構高齢で強力な詩を謳えば瀕死になりかねない。そうした理由で責任をもってやることができない。よって次の代に委ねるという立場をとっている。
- ではイオンとカノンは血がつながっている?
→遠いかもしれないけど家系図的にはつながっている。
- ところでなぜ天文はイオンを皇帝候補にしたのか?今の天文ならばもっと能力の高い向いた人がいるはず。
- まず、血縁は限定される。せいぜい3,4人。
- 天文側がイオンを推している理由はテレフンケンの「あの言葉」が関係あるかもしれない。イオン自身がどうこう以前の問題で天文が誰を皇帝にしたいかという思惑がある。
- 天文にとってイオンが皇帝になったならば得する何かがある、ということになる。とりあえずここまで。
- 濃い話が続いた。これからもこんな内容で良いの?→おおむね良いとの視聴者のコメント。
延長戦
視聴者による質問タイム。ヒロインのスリーサイズだらけw
- コロンの水はどこから?
- コロンには天候制御システムがある。更にシェルがその役割も持っている。
- コロン自体に生成手段があるため大気中のものから雲や水を生成できる。
- コロンは「Tz波」に依存している。
- Tz波とは宇宙に普遍的に存在する波の1つ。他にも土屋さんの世界ではD波、H波、T波、Z波、K波と色々あるがその中の1つ。
- Tz波の役割としては重力波。
- たとえば恒星が銀河系を中心に公転軌道をもっている。その周りを惑星が回っているが、回っていくと質量で空間が歪む。その空間の歪みの差(空間密度の差)がエネルギーになる。
- 宇宙空間にとても大きな輪あって、そのうねりの差をどこかが吸収して送り届けている、というのがTz波。
- Tz波は天文が制御している。宇宙のエネルギーなので太陽光発電に近いシステム。宇宙の揺らぎによって変化するため、たくさんとれる時と取れないときがある。しかし惑星の全面に展開しているのである程度は安定してとれている。
- 一番上にある天文の研究所が集約して下に送り届けている。そういう意味ではコロンはある程度天文の支配下にある。
- Tz波が生活の中で使われ始めたのはここ50年そこそこ。それまではジェノムの力に頼っていた。
これから
- 各コロンの特色を生かした違った趣向の話、かつ全体を通してイオンとカノンの謎に迫って行くのでこれからもよろしくお願いします。
- 次回以降もより掘り下げる。イオンにはまだまだ謎がある。この世界の状況、思想の争いがある。そうした中でイオン、カノンがどう成長していくかがやはり見所。
—–
以上です。この長さはまとめっていうんでしょうか(白目
こんな風に濃い放送をしていただけるのは、個人的にもモチベーションが上がって良いことだと思っています。まとめるの大変ですけどね。
今回の配信である程度ネタバレが解禁されたような雰囲気にもなってきたので、これを踏まえて色々書いていこうかなーと思います。
7/5(木)はセカイパック vol.2の配信日です。
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