シェルノサージュ REON-4213文法予想

公式に設定資料が公開されたのでこちらへ従ってください。

http://www.genomirai.com/WorldSettingDocument/index.php?REON4213.11

以下は一応検討資料として残します。

さあやるかと思っていたらソウルサクリファイスにハマってしまい@yomogikorinさんに先を越されたのでもう少しおさらいや補足をしつつ遠回りにやってみるREON-4213文法予想大会。

内容は過去の資料やスペシャルの内容を元に書いています。後日出る情報等と矛盾が出るかもしれませんのでご了承ください。

目次

詩魔法の変遷

REON-4213も元を辿れば古典的な詩魔法から変遷しているので、まずは詩魔法について少しおさらいです。

ラ・シェーラにおける詩魔法は元々、人間とジェノムが同調(Synchronization)することで使用するものでした。想いのやり取りには契絆想界詩を用います。

ジェノムとの同調

人間とジェノムとの最初の同調(ファーストハーモニクス)はまずジェノムが持つポテンシャルに対して人間の声帯が出せる帯域(声の高さの幅)が合わないと成立しないものです。また、詩魔法を紡いだり発動したりするときには想いをひとつにする必要があります。

ジェノムも生き物ですからそこには様々なコミュニケーション上の問題などが生じます。中には紛争や人間を乗っ取り好き勝手やったものもいたでしょう。そこで昔の帝国は帝立ジェノメトリクス同調調停院(地文)というジェノムと人間の関係を調査管理・調停する組織を作りました。

その調査の中で詩魔法についてある一定の法則が見つかってきます。そして後の波動科学と併せてまずは「ジェノムの出力を波動科学の力で増幅できないか?」と考えるわけです。

そうした思想のもとに作られたのが帝立天文学量子波動学研究所(後に独立して天文となる)と「G2管」です(画像はスペシャルから)。

G2管

上図のように人間とジェノムの間にG2管を挟み、G2管のエネルギーとしてTz波(こちらの世界での電気みたいなもの)を使い想いを増幅できました。ここまでは単純な古典的詩魔法の増幅です。

これが成功すると次に科学者としては「色々と面倒なジェノムを機械に置き換えられないか?」と考え出します。そして出来上がったのが「G2-DH管(通称G2トロン)」です。

G2-DH管

図からジェノムが消え、その代わりにプログラムが人間の想いを読み取って詩魔法を紡げるようになりました。ただこの時点では必要となるプログラムは複雑なもので専門的な知識が必要でした。プログラムのエキスパートのような人たちでないと簡単に作ることは出来ないみたいです。

そして今度は自然な流れとして「複雑なプログラムを組むことなく誰でも簡単に詩魔法が使えるようにできないか?」と考えます。そうして出来たのがシェルノサージュ管です。

シェルノサージュ管

G2-DH管でプログラムだったところをREON-OS(以下REON)という仮想生命(AI)に置き換え、一般人でも対話的に詩魔法を紡ぐことが出来るようになりました。

REON-OSはクラスドライブというTxBIOSライブラリと接続されており、そこには多種多様な機能を持つ詩魔法がパッケージングされ提供されています。たとえるならば詩魔法の図書館みたいなものです。

そのクラスドライブにアクセスする権限さえあれば誰でも詩魔法が使えます。また、REONは人間にとって非常に「都合の良い」仮想生命であり、ジェノムのようにコミュニケーションで躓くことなくユーザの思った通りの想いを素直に受け取ってくれます。

シェルノサージュ管を使ったデバイスのことを「シェルノトロン」と呼び今日に至るわけです。

契絆想界詩とREON-4213の関係

REON-OSと対話するための言語がREON-4213です。冒頭でも述べましたが、REONを使用した詩魔法も元を辿ればジェノムのそれなわけですから、REON-4213も契絆想界詩をベースに作られていると考えるのは自然であると言えます。

なんだかここでサボっていた契絆想界詩の文法についておさらいする必要が出てきたような気がするのですが、とりあえずここでは昔のまとめを見てください。追記:記事にしました

かいつまんで説明すると、詩魔法を発動する契絆想界詩は「想言+契約言+導言」からなり、更に想言と導言は陰と陽(≒人間とジェノム)に分かれます。

つまり「陰(想言+導言)言+契約言+陽(想言+導言)言」という構成になります。

  • 想言とは、想いを募らせる対象の定義です。
  • 契約言とは、パワーソース(どこから力を持ってくるか)とヒュムネソース(どの精神階層から想いを持ってくるか)かの宣言です。
  • 導言とは、想いを発動する部分です。
  • 陰言とは、詩の背景にとなる隠れた想いです。
  • 陽言とは、実際にどのような詩魔法にしたいかの想いです。

「ahih rei-yah」を例に取るとこんな感じになっていました。

ciel-sp-25

ポイントは陰言から陽言へと至るプロセスで、契絆想界詩を用いた詩魔法は人間の想い(陰言)に対してジェノムなりに共感した結果(陽言)と言えます。

しかし一方でREONは人間の想いの通りに動いてくれるのでREON-4213には陰言と陽言に区別される部分がないのではないかと考えています。

上図の例で言えば人間の

「私を助けてくれた~絶対に死なせない!」

に対してREONは

「はい、死なせません。」

と機械的に応えてしまう。
この場合はあくまで一例ですが、人間から「ウェーブバーストを防ぐ花を咲かせたい!」と具体性を持った想いを伝えないとうまくいかない、「シェルノトロンはジェノムに比べて想いの魔法化が下手だ」とされているのはこういった部分が影響しているんじゃないかなと思います。

REON-4213文法予想

以上を踏まえた上でのREON-4213の文法予想です。

全体的には現実にあるプログラミング言語のC++とJavaScriptを足したような感じのフォーマットですね。文が基本的に「{};」で囲まれています。

QuelI(クェリ)

フォントの関係で見にくいかもしれませんが、Queエル小文字アイ大文字です。

QuelI->{
  {ein te hyme};
}

これはたぶんこちらの世界で言う「Query(クエリー、システムに対する処理要求)」を表す単語同じ意味で合ってるんじゃないかなと思います。システム=REONです。

QuelIに囲まれていない文章もあります。例えば「QuelI->{ein te hyme}」の冒頭。

EX[viez]->{jamb f kinfs};
EX[put]->{granm f pe}->{hyret f zaf};
竦む足を 一歩前に踏み出して
渇いた喉に 一滴の勇気を与えて

こういう場合は単に想いを表現しているだけに見えます。ヒュムノスで言う想音がない状態に似ていますかね。

Cls() (クラス)

「QuelI->{ein te hyme}」からもう1つ例文を出しましょう。

QuelI->{
  Cls(wei f ih) {
    EX[lop]-> {falar};
  }
  flip {
    Cls(ih) {
      EX[put]<- {fil iz f ihis};
    }
  }

私の道は 果てしなく続く
けれど 出会う全ての人達が 私に力を与えてくれる

Clsは契絆想界詩で言う想言の部分です。思いを募らせる対象を定義します。1つ目のCls(wei f ih)は「道 の 私」となるので英語文法的な語順で書かれているようです。また、思いを募らせる対象が特定の個体になる場合は次のように「{}」を使うみたいです。

Cls{ih}{
  EX[ec]->{max-b}->{ec-bl f ih};
}
Cls{KANON}{
  EX[ec]->{max-b}->{ec-bl f KANON};
}

->(パ)

<-(レー?)

聴き取りには自信がありません…。
詩の中には自分と想いの対象が定義されていますが、その想いの方向を表すようです。

A -> Bで能動的用法(~する、してあげたい)、A <- Bで受動的用法(~される、してくれた)になります。あと法則性があるのかは疑問ですが発音したりしなかったりします。

EX[ ](エク)
EXeI[ ](エクセイ?)
EXiV[ ](エクシブ)
EXmY[ ](エクミィ)
EXwI[ ](エクゥイ?)

随所に現れるEX◯◯系の単語ですが、想いのおおまかな活用形を表しているようです。契絆想界詩の活用言をまとめた感じ?

EX…終止形
EXeI…疑問形
EXiV…命令形
EXmY…希望形
EXwI…仮定形

だと思います。

ExeC(エグゼク)

ネプトリュードより、

QuelI->{
  EX[rala]->EX[swit]->{hymi};
  EX[lic]-> {hymi f iyon & ih}
    =>EX[etr]-> {iyon f hymi f grav syec} ;
} ->ExeC-> {DW} ;
心よ静まれ。貴方と私の心を繋ぎ、その深淵へ潜ろう

見るからに実行命令で「心よ静まれ。貴方と私の心を繋ぎ、その深淵へ潜ろう」→をExeC(実行)→DW(イオンの肉体で)だと思います。クエリに複数の命令セットが含まれる場合にそれらをまとめて実行するための構文なんでしょうか。よくわかりません。

—– その後 2013/07/03

崩壊編第三幕までに登場した詩からパワーソースの種類と関係しているのではないかという指摘もあります。 参考:REON-4213原文まとめ

  • ExeC-> {DW} → 物質エネルギー D波・土属性 契絆想界詩におけるmud
  • ExeC-> {HW} → 精神エネルギー H波・水属性 同waw
  • EXeC->{TxW} → たぶんTzWの誤植です。 太陽エネルギー(Tz波・日属性) fei
  • EXeC->{RW} → 時空間形成エネルギー R波・金属性 iyan
  • EXeC->{UW} → 共鳴エネルギー U波・木属性 woo

たしかに一致しますね。

大文字小文字で区別されているのかどうかもまだ良くわかりません。エインテヒュメが誤植だったりして…。

=>(エントゥ)
<=(アンエントゥ)

これも->、<-と同じく想いの方向だとは思いますが、左右の式が複数形や不可算名詞の場合=>、<=になっているっぽいです。上の例だと「EX[etr]-> {iyon f hymi f grav syec}(あなたの心の深い底に入る)」という文自体に掛かっています。

または、

QuelI->{
  EX[sch]-> addr::REON <= ROOTRON} ;
} -> ExeC-> {HW} ;

など、REONの精神アドレスと思われるものなどちょっと特殊な構文なのかもしれません。

<=>(アーエンイー?)

既に散々言われていますが、契絆想界詩の「a-chei-ih(交換)」と同じ意味です。発音も同じかよく似ています。

EX[lok]->EX[swp]->{REON <=> ION};

レオンとイオンを入れ替えロックする、というような意味の文章です。

ee{ }(イェー)
am{ }(アム)
flip{ }(フリップ)

これまでの例にも出て来ましたが、ee(~ように)、am(そして~)、flip(けれども)という接続詞的な働きをしているみたいです。

Cls(poow f ih){
  EXeI[]->{vas ic-p};
}
flip{
  Cls{ih}{
    EX[ec]->{max-b}->{ec-bl f ih};
  }
  Cls{KANON}{
    EX[ec]->{max-b}->{ec-bl f KANON};
  }
}
私の力はとても小さいかもしれない
けれども 私は私に出来る精一杯を
カノンさんはカノンさんに出来る精一杯を

am{
  EX[purr]->{max-b}->{hym-eli ih-iz}->{iz};
  EXwI[ec]->{aw-b}->{iz};
  EX[rala-xa]->{so};
}
そして 誰もが自分の愛する人を
精一杯助けていけば
いつかはみな幸せになれるはず
そう信じている

QuelI->{
  ee{
    EX[swel]->{EX[vibra]->{syec memu};};
  }
  ee{
    EX[farr]->{giran pu}->{fullu};
  }
}
朽ちた樹海を 癒すように
荒野に 金色の種を蒔くように

—–

以上、書いてから見直してもほとんど@yomogikorinさんと同じ見解になったのである程度は当たってるんじゃないかなと思います。そのうち公式のスペシャルでやってくれると思うのでまたそのときに。

ee✌( ՞ਊ ՞)✌イェェェェェェェ

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