未知の言語、見たこともない景色――ガストから届いた謎の資料についてアナタのご意見を募集します – 電撃オンライン
だそうなので時間の掛からない範囲で考察というか妄想。
今回は書類のみ見てみます。ポスターとか街編はこちら。
■特殊状況における生理学的個人特定票発行申請書
これとこれで1セット。
まずは1枚目。
「イオナサル・ククルル・プリシェール」という写真の少女の基礎情報と身体的数値が日本語で書かれており、数値は大体現実の人間と同じくらいです。(スリムすぎだろうっていうのはいつものこととして)
右にある遺伝子情報は一見すると、11対+2種+1種の染色体の表示に見えます。
人間の常染色体は22対、性染色体が1対(参考)なのでそれと比較すると常染色体が半分か表記の関係で齟齬があるだけで人間と同数ということでしょうか。
一方最右の性染色体と思われるものは2個+1個。
SHOX(低身長ホメオボックス遺伝子)とか現代の染色体に関する用語などもありやっぱり人間に近い遺伝子情報なんだと思います。
通常の女性の場合の性染色体はXXなので長めの2つは添えられている文字を見てもXXを表わしてるっぽい。となると残りの短いのはY染色体?…だとすると染色体異常XXYに該当するはずですがこれは男性にしか現われない症例だそうなので性別の「F(たぶんFemale)」という部分と矛盾してしまいます。
左の文字は粗くて読めません…。
これ以上考えてもわからないのでとりあえず一端保留。遺伝子に詳しい人ならもっとよくわかるかも。
追記:Y染色体は縦線が引かれている=「なし」=つまりXXで完全に女性という仮説が出ました。
続いて2枚目です。こちらは主にメンタル面の数値と何らかに関する「適正」と所見が書かれています。
上の「RTC適性検査」という項目を見てみましょう。
右のTとFは恐らくTrueとFalseで、適正の有無を示すものでしょう。
・極限状態における抵抗最大値(str) 831 T
・通常状態におけるストレス抑圧平均(str/h) 12 T
・瞬間判断能力(ms) 736 F 遅い…
・理性的思考強度(%) 69 T やや少.
・感情循環(回) 18 T
あたりを見るとちょっとニブくてゆるい子みたいです。
ストレステスト的なこともされているようで、やはり実験体というかあまり人道的な扱いは受けていないことが推察できます。
そして特にわけわからん項目が2つ
・同調時朕者侵蝕値(DHnag) 21816 T
・会話時乙者侵蝕値(DHmag) 624 T
「同調」?「朕者」?「会話」?「乙者」?と疑問だらけですが、右にoverrange(測定/許容範囲外)とあることから、彼女の特異性が伺えます。
続いて真ん中左の「SHWスペクトラム」というグラフ。
SHWスペクトラムとはアルトネリコ世界の定常H波におけるFFTスペクトラムのことで、どうやらこの世界にも波動科学が存在しているようです。
グラフの中身ですが、「安定」と書かれたところから大きく外れている部分が「要精査」とあり重要な部分です。
このグラフは彼女の顕在意識と潜在意識を示しており、右に行くほど(周波数が高いほど)潜在的な部分です。
数値が読めないのでなんとも言えませんが、横軸が対数表記になっていて高周波帯に著しく高い部分があることから彼女は普通の人間ではないようです。となると遺伝子情報のY染色体に見えたものはレーヴァテイル質かそれに類似したものなのかもしれません。
また幼少期にトラウマを抱えているようです。
このトラウマの部分、はっきりしませんがレーヴァテイルだとヒュムネコードの位置に近いので、そこがごっそり抜けているとも見れるかも。このグラフは「所見」とあわせて見るともう少しわかるので後ほど。
あと「トロン共鳴係数」という謎の図。
真空管っぽいけどなにこれわからない(;´д`)
58,62,16と並んでるあたりがαβγを示してるのかなくらい。ちょっとこれについては保留しましょう。
そして最後に「所見」ここで上記2つの検査について言及されています。
順に見ていきましょう。
適正 A++
シンフォグラフによれば精神安定かつ温厚、感情振幅は少ない。
顕在能力に対し、潜在能力が飛び抜けて高く、常人の域ではない。
接点としての期待大。
Genometricsにおける、S.H.Wの活性は高く、シェルノトロンの同調検査ではlv5から開始しても良。
SHWスペクトラムに関する部分です。
件のスペクトルが全体的に安定(精神が安定)、潜在能力はやはりグラフ右のことを指しているのでしょう。
Genometricsは遺伝子測定(造語?)。これが1枚目の染色体のような図を示しているのかも。ゲノメトリクスで調べるといくつか出てくるんですがはっきりしません。
シェルノトロンの「同調」検査「lv5」というとレーヴァテイルのコスモスフィアのことを指しているのかもしれませんが、現時点ではよく分かりません。
・対人関係、特に異性に対しては、相当に脆弱。
・特定の事柄について、深い興
味を持つ傾向にある。(特にトロンおよびTz回路…)
・ 日記をつける事を趣味としている。注:日記は過去へのパスポートねむねむ…?? 恥ずかしいとこ
ないもん?
ここでトロンという単語が出てきますが、現実にあるマグネトロンとか発振用真空管のことをトロンといったりします。彼女はただトロンとTz回路に興味津々のようです。
またTzという単語ですが、波動科学にはTz波というものがありこれはエクサピーコおよび星団、恒星には存在しますが惑星(アルトネリコシリーズで言うアルシエル)には存在しないので、この世界はアルシエルではない別の恒星だと予想できます。
右の恥ずかしいとこっていうのがなんか///
本計画における重要な項は全てクリア。
適正と判断する。
48.2.19 Revelt Flancesca
何か同調に関する計画があり彼女はそれに完全に適正、「リベルト・フランチェスカ(?)」という研究者のレポートのようです。
■乙世界における波動素子を媒介とした相互導力移動の是非に関する調査書
この画像とこの画像で1セットで、見たことのない文字で書かれた5つのパラグラフからなるレポートとそれを翻訳した裏面に書かれたメモで、次のように繋がるのだと思います。
訳は第1,3,5パラグラフにしかないため2,4は何が書いてあるかわかりません。
では各パラグラフを順番に見ていきたいと思います。
はじめに)
本調査書は、帝国天文学量子波動学研究所の要請を受け、ジェノミライ研究所がその検証にあたり、不足する要因の究明、改善研究をも含む形で相互動力移動を可能とすることを照明したものである。
わざとでしょうが動力は導力、照明は証明の誤字でしょう。
こちらもジェノミライ(genomirai)研究所の発行ですが、「特殊状況における生理学的個人特定票発行申請書」とは違う文字で書かれています。紙もだいぶボロボロなので訳者が生きている時代から見て古代レベルで過去のものか、もしくは他国のものという可能性が見えてきます。
図1と図2も見てみましょう。
「甲世界」から操作を行い「W.C.(WaveConverter)」つまり波動変換装置を用いて、「乙世界」に存在する「甲装置」から波動を発振する図です。
図2は「甲世界」から「W.C.」を通して乙世界にある「乙装置」から波動を発振している図です。
予想ですが訳されていない第二パラグラフあたりで、対象世界に自世界のハードウェア(甲装置)を置く図1の手法を検討したところ何か問題が見つかったため図2のように乙世界の乙装置から発振する手法も検討したということなのでしょう。
続いて第三パラグラフです。
3)調査手法調査では、乙世界から甲世界へ7次元的隔たりのある宇宙(学名:アーシェス)を選定し、その世界に存在する波動素子として、DDWによる情報ネットワークInternet Protocol?を用いる。Internet Protocolは我々の世界のTzWのようなものであり、乙世界における統一情報ネットワークである。internetPro-には波動素子(端末)が接続されておりその端末に特定波動を送信することでコンタクトを試みる。
なんともの凄い見覚えのある単語、インターネットが登場します。
つまり乙世界とは我々が住んでいる宇宙(アーシェス)を指しています。
DDWは導体D波(導力エネルギー)のことで、インターネットに置き換えると電子または光子ということになります。
ここでもTzW(Tz波)という単語が出ているので、やはりこのレポートの書かれた甲世界は「7次元的隔たりがある」とある通り超高次元の宇宙になります。
甲世界は「シェル」というようです。
乙世界における波動素子(端末)として我々に馴染みのあるモバイル端末が書かれています。 これはもう地球のある宇宙で確定ですね。
・VITA
・Andloid
・アイPhone(iPhone)
・ PSP
・keitai
そして第五パラグラフです。
4)禁忌
この相互導力移動の禁忌について。
この方法は甲乙両世界に対し、危険がある。
「次元と俯瞰視点の研究」論文にもある通り、相手方世界に対し7次元的視野を手に入れることが可能。すなわちこの装置をみだりに公表することは甲乙両世界の存続にかかわる。特に人体精神世界に対するそれは極めて危険であ(文字が伸びている)
※俯瞰の読みについてはみんたんさんありがとうございました。
また図3、
これは甲世界にいる被験体のS.H.W(定常H波=生体エネルギー)を「ArNosurge」という装置とW.C.を通して乙世界にある携帯端末に送信することを説明しています。
ここまでを簡単に説明すると、
このレポートは7次元上にある上位宇宙(甲世界)から下位宇宙(乙世界)にコンタクトをとるための手法をまとめたものです。しかもタイトルに相互導力移動とあるため甲世界と乙世界で相互にD波(実体)の転送が可能であるとも読めます。
7次元的視点というのがどういうものかはわかりませんが、甲世界から乙世界へ送信された導力は乙世界にとっては万物を表現できる神の力に等しいものです。また、甲世界にいる被験体が乙世界から受けるH波のフィードバックは被験体にとってはイレギュラーなものであり危険です。ゆえに禁忌として封印されていたレポートなのでしょう。
また、
・同調時朕者侵蝕値(DHnag) 21816 T
・会話時乙者侵蝕値(DHmag) 624 T
謎だったこの2つのパラメータですが、前者が本システムを使用した際の被験体自身への影響度(高ければ耐性が強い?)、後者がコンタクトを受けた乙世界の人間が受ける影響度(低ければ安全?)を示すものだと思われます。
ゆえに「イオナサル・ククルル・プリシェール」という少女はこの相互導力移動における被験体としての適正があると言うことでしょうか。
そしてレポートとしては最後のこの1枚ですが前述までのレポートを踏まえると、相互導力移動を実現させたシステムの解説に見えます。また、前のレポートよりは新しそうです。
VITAのような端末がバーコードを読み取ります。次の装置は電子回路でいうと交流電圧源の記号ですが、W.C.かもしれません。その装置を通すと妖精のような人と、手に持っているバッグ(別紙にあるやかん?)のようなものがそれぞれ別々の組成か計算式の元に実体化するプロセスということなのかもしれません。
「特殊状況における生理学的個人特定票発行申請書」にもバーコードがありましたし、相互導力移動を簡易化したシステムだと思うと少しだけわかったような気になれます。
この技術がGenometricsなのかも。
ところで、紙面に点々と付いているのはコーヒーでしょうか血痕でしょうか…。
—–
以上、書類から読み取れる考察でした。
この謎の文字の解析をすればもう少し分かってくるものもあると思いますが、それは誰かに託しますw
これは違うんじゃないかっていう部分があれば教えてください。
・甲世界/乙世界間における相互導力移動
・ArNosurgeという真空管のような形をした装置
・ 「イオナサル・ククルル・プリシェール」という適正者
このあたりがキーワードになるでしょうか。
次回は「ポスター・街編」です。
とかなんとかいってたら結局まとめてしまいましたw
下記もご参照頂ければ幸いです。
ガスト最新作の設定資料についての反応とか考察 – Togetter
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コメント
この短時間でよくここまで…
特につっこめる所もまだ見当たらないけど、とりあえず妖精のような影が手に持ってるのは画像にあったチューブカンパニーのヤカンじゃないかと推測します←
考察おつですー
かなりわかりやすかったです。
細かいけど、「次元と××(読めない)視点」の読めないところは俯瞰だと思います(そう何人かから指摘されたw)
●エルハート氏
なるほどやかんか…あれでも細かいけど真空管の部分がないような気が。
●みんたん氏
たしかに俯瞰ですね。反映しましたありがとうございます。