SISTERS ~夏の最後の日~

爽やかな朝ですね。というわけでエロゲーのお話です(白目

エロゲーにも色々種類がございまして、一口に言えば「エロに力を入れていないタイトル」と「力を入れているタイトル」に大別できます。

前者のジャンルはいわゆる「泣きゲー」「ギャグゲー」等と呼ばれるもので、長編のストーリーをベースにわずかなエロシーンが盛り込まれています。ゲーム全体に占めるエロの比重は軽く、該当するシーンも通例数枚のCGとテキスト(およびボイス)と軽めの内容で構成されます。
以前書いた穢翼のユースティアもこのジャンルになります。

一方で後者は「抜きゲー」等と呼ばれ、その名の通りいかに抜かせるかが焦点であり、全般的にストーリーは軽視しエロに力を入れるという構成になります。
その実現方法は様々ですが、「アニメーション等を使用し動く進化を遂げた」という点ではおおかた一致しています。メーカーで言うと最近のエルフなんかがそうです。

更にこれが進んでイリュージョンやTEATIMEのようにリアルタイムレンダリングによる3D表現にひたすら挑戦し続けているところもありますし、Overflowのように全編プリレンダリングのアニメーションムービーでやっているところもあります。ここまで来るともう1つのジャンルと言ってしまっても良いかも知れません。

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さて、SISTERS~夏の最後の日~は上記の中で言うといわゆる抜きゲーです。実はそのことを知らないまま薦められてプレイしてしまいテンションが低いのですが、一応やったものなので他にネタもないしとりあえず書いてます(;´д`)

プレイ時間は3時間程度と、多少のミステリアスな雰囲気とサプライズはあるものの、物語として見ると薄い出来です。また作中で時間が経過したり選択肢で屋内を移動する際にアニメーションがあるのですが、これがスキップできずイライラします。

しかし特筆すべきはプリレンダリングのアニメーションで作られているHシーンのクオリティです。
通常この手のタイトルはアニメーションと言っても質が低く、見た目もただの繰り返しで不自然かつ不気味な感じのするものがほとんどです。が、このゲームは絵自体の描き込みもさることながら、各シーンを細かく丁寧につなげることで可能な限り不気味さを克服しエロさを引き立てています。

非常に特化した、これぞ抜きゲーの最先端と言えるでしょう。
公式に体験版もあるので、なんというか時代の変化を感じるためだけにやってみてもいいかもしれません(笑)

(この調子だとここエロゲレビューブログになりかねない。。)

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