気に入ったコンテンツへ“チップ”を贈ることができるプラットフォーム「Grow!」 – インターネットコム
冒頭からなんなんですが、定期的に出るんですよねこの手の話。
98年に松本氏が立ち上げた「投げ銭システム推進準備委員会」、それを参考にろじぱらのワタナベさんが提唱したWeb投げ銭と、コンテンツへチップを送る仕組みをつくろうという考えは国内でもこれまで何回もありました。
『ろじっくぱらだいす』が提案した「Web投げ銭」とその反応 – テキストサイトブーム関連まとめページ制作作業の進捗報告書
んであまり流行らなくて、収入の手段としてはアフィリエイトが主流となり今に至ります。
というような事を見ていた身としてはこのGrow!も国内ではどんだけ流行るかなあとやや懐疑的です。
もちろん、近年のソーシャルネットワーキングサービスの普及によりこの「Grow!ボタン」を目にする機会は以前とは比べものにならないくらい多くなっているのでしょうが、結局はお金を事前にチャージしなきゃならなくて面倒。そもそも日本には未だチップ文化がない。
さらにワタナベさんがここで指摘されているような紛争の火種になったりするわけです。
「××に○○円送ったのに、お礼の返事もしない。奴は礼儀を知らない」
「××にさ、『これからも頑張ってください!』って○○円送ったのに、今日サイトを見たら閉鎖してた。お金を返して欲しい」
「××ちゃんの着てる服は似合わないと思います。○万円送るんで、このお金で可愛い服を買ってください」
「○万円送りました。今度逢って下さい。サイトを見ると、Hなことが好きそうですね。楽しみにしてます」
要するに何が大事かというとお金を払う人は「現在目の前で見ているコンテンツに対してお金を払うべき」で、「将来のコンテンツに投資していると考えてはいけない」ということなんですね。
そこを見るとニコニ広告やクリエイター奨励プログラムなどはそのあたりを完全にではないですがシステム的に解決していると良いって良いかもしれません。
でもGrowはどうなんでしょう?
この図を見るとコンテンツ発信者から「お礼のメッセージが届く(コンテンツ添付可)」とあります。これだと明らかに将来のコンテンツにお金払っちゃてますよね。これでもし紛争解決は各自でやれっていうならちょっと投げっぱなしすぎやしませんでしょうか。
もちろん期待もしています。朝6時に起きて夜遅くまで働くことだけが「普通」ではありません。
とりあえず持ってるサイトにボタン設置しておくでしょうし、盛り上がってくれるといいなと思います。
…と思ったらシステム障害で登録できません!!!しっかり!(笑
コメント
最近知ったのですが、Grow!は残念ながら終わってしまったようです。
しかしながら、また新サービスが次から次へと始まっています。
どれくらい生き残るでしょうかね?
ユグドア
http://www.yggdore.com/
簡単カンパ
Kampa!
http://kampa.me/