`&’-空の向こうで咲きますように- 初回版 ¥ 6,400
公式サイトはこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=KLng9bILAhQ主人公達はとあることから様々な力を持った『道具』を手に入れます。
主人公パーティの道具は↓こんな感じ。よく知りませんが名前はローグライクから取ってるようですね。
■他人の願いを叶えるキューブ型の「グレイスワンダー」
箱を相手に向けて願いを掛けさせることで効果が発動する。
『道具』に一度でも触れた者は使用不可能。この道具の効力で新しい『道具』が生まれたりもする。
■人の価値観を変えられるハンドベル型の「リンギル」
与えたい価値観を宣言してからベルの音を聞かせることで相手の価値観をねじ曲げる。
使いようによってはかなりエグい。
■相手を眠らせる望遠鏡型の「エチオピアの目」
止まっている相手をのぞくことで一定時間眠らせることが出来る。
距離が離れているほど眠るまでに時間が掛かる。
■鳥と意思疎通ができるチョーク型の「エレッサール」
鳥に頼んで探索につかったり、時には鳥自体を支配することが出来る。
■物の来歴や情報を読み取れる眼鏡型の「エリリル」
時間をかけるほど詳しく物の情報を読み取ることが出来る。『道具』の情報も読み取れることが出来る。
生物の情報は読み取れない。
■CV「諏訪部順一」
良い声である。お約束。
他にもステッキ、手袋、ボンネット、ハンカチーフ、ブレスレット、剣ほか多くの『道具』が物語の中で登場します。
ストーリーの構成は個別ルートをクリアすると次のルートがアンロックされていく仕組みです。ちょっと分岐が分かりづらいように錯覚しますが、シーンセレクトがあるので楽なほうでしょう。
そして正ヒロイン(?)のうははさんこと麗さんでとりあえず完結。その後最初から始めるとオマケがあります。総プレイ時間は30hくらい。
チート級の道具とかはあえて使われない描写もあったりして、こういう設定にありがちな「力を積極的にバンバン使って事件を解決する」っていうような勢いを期待してると個別ルートは若干物足りないかもしれません。まあそのフラストレーションは麗ルートで解消されると思うので是非最後までやってみてください。
しかし、それぞれ見せ場はあるもののどうも出番の少ない道具が多い気が。満足はしたもののやろうと思えばもっと出来たよなあ。でもそうしないのがテーマだからなあといった感想です。たぶん暁WORKSの旧作にはかなりイケイケなやつがあって、マンネリにならないようこういう話になったんじゃないかと思います。そういう部分でぴろポイントは8.5くらい。
ああこれでやっと魔法使いの夜ができる…。
コメント
>たぶん暁WORKSの旧作にはかなりイケイケなやつがあって、マンネリにならないようこういう話になったんじゃないかと思います。
個人的にはコミュがそれに該当すると思いますね。
短絡的な人は「中2的」と評することも多い作品ですが、
どちらかというとしっくりくる形容としては、少年漫画的なノリのほうが近いと思える作品ですね。
ラスト√のライバルとの決戦に流れる挿入歌やカットインなど熱い展開の多い作品です。
確かに’&’ 空の向こうで咲きますようには、今までの作品の中では大分雰囲気というか毛色が違いますね。
「るい智チーム」の作品は安定して面白いと思うのでぜひやってみることをお薦めします。