例によってネタバレです。
今回は前半もそれなりに、後半は契絆想界詩の解説と非常に濃い内容となっています。
目次
試練編第三幕を振り返る
第三幕はエンターテイメント性の強いコロンで楽しい話を、というコンセプトだったので反響もそれなりのものを頂いている。
プラネタリー・メゾンについて
- このコロンは「歓楽街コロン」。夢ノ珠は住宅地のコロンだった。
- 商業地でありコロンの住人よりも観光客の方が多いアミューズメントコロン(例えばこちらでいうラスベガスやマカオのような都市)。
- 他のコロンはほぼ人が住むためにあるが、プラネタリー・メゾンはラシェーラ内でもイベントの中心となる。中央のステージがメインのコンテンツ。
- 明るいうちからやっているものから暗くならないとやっていないものまであり、夜になると夜店が出てお祭りのような雰囲気になる。
- 常設のお店もあり雑貨屋や食料品店もあるが、表通りにはカジノや大人のお店やゲームをやるお店が軒を連ねている。
- プラネタリー・メゾンの作りについて。ステージを真ん中に据えて円形に街が展開されており、そこから小さな通りが外へ広がっている。
- ステージは12階席(階層)あり、そこに全てストリートがつながっている。
- ステージの収容人数は10万人は超えるが椅子があるのは下のほうだけ。更に上のほうはメゾン・セントリアのようにステージに面したバルコニーで立ち見を含めればもっと多い。
- ラシェーラ・スターライトのような大きなイベントではステージを丸々全て使うが、普段はパーティションを作って複数の催し物がされている。
- 治安について。夢ノ珠のように住宅街ではないので人同士のいざこざは少ないが、歓楽街なので危険は危険。
- 天文派、地文派という概念も非常に薄い方。
- 昼と夜の再現について。コロンはそれぞれで独自のウェーブバーストバースト対策をしている。
- 例えば万寿沙羅は天蓋と言われていた対波導シェル、夢ノ珠は磁場によって、プラネタリー・メゾンは天蓋を閉じて物理的に防いでいる。
- さらに覆った状態でプラネタリウム的な演出をしている。(ラシェーラは赤色巨星による白夜に近い気候であり普通は星空を見ることが出来ない)
- 他にもラシェーラには四季がない。大体一年を通して初夏くらいの気候。
- ラシェーラ・スターライトの賞品で出てきたコロン・フォーシーズンについて。このコロンは春夏秋冬を独自に作り出している。相当なお金がかかっており、上の方にあるコロンで住人もお金持ちが多い。
- プラネタリー・メゾンも官営。現在のコロンは民営だったが当初は全てが官営だった。この中では新しい
- プラネタリー・メゾンは官営コロンの中でもあとのほうに作られたもので夢ノ珠から2つくらい後に作られた。
- そもそもコロンを作るきっかけは居住区としての利用が始まりだったが、そのうちエンターテイメント性を考える時期があり実験的に作られた。
- 夜モードのときに1人で出かけると危ないがネイは平気。
白鷹について
- 昼間はバイオス屋という詩魔法を紡ぐ際のサポートをするお店を経営している。夜間は夜店で自作のフィギュアを売っている。
- ネイ(プリティベリー)の大ファンでいわゆるトップオタと言われる人。
- 白鷹から見るシェルノトロンについて。シェルノトロンでどこまで意思疎通できるかの限界に挑戦したが、意外と天井が低かったことから少し懐疑的。
- REON-4213の無機的な感じや血肉が通っていない部分もとっつきにくく感じている。
- G2トロンには人格がないので自分で作らないといけない。一人二役のような状態。そのかわり本来であればジェノムになっている部分をプログラミングでき、力があればあるほど自分が思った通りのフィードバックを得られる。
- 裏の顔。天文に対してハッキングを仕掛けるのは世界でも屈指の実力。
- 天文はネットワークを統括している組織なので生半可な腕では見つかってしまう。
- 彼の後ろにはハッカー組織がある。ノエルも優秀なハッカー。
- 彼自身も自分の実力については認識はしているが、それをひけらかすようなことをしない人。いいやつ。
- フィギュア職人としての腕は並。そちらの商売はあまりうまくいっていない。
- 趣味の同人活動というようなレベル。
- プラムの兄である。
- 元々は万寿沙羅の天翔区に住んでいたが万寿沙羅には娯楽が少なく、それらを求めていった結果ネットワークの付き合いが多くなり家を飛び出し現在はプラネタリー・メゾンにいる。
- 実家は普通の食料品店。
- シェルノトロンは詩魔法を紡ぐ機械でプラス通信もできるという位置づけ。(シェルノトロンを持っている人が全員ネットにつながっているわけではない。)
- プラネタリー・メゾンに行くまでにも学校に行ったりした中でシェルノトロン関連の仕事を選んだ。
- 今後もおそらく登場する。
ノエルについて
- 白鷹の仲間でかなり腕利きのハッカー。
- 「(ストーリーに出てきた通りの)あの通りのキャラ」
- 白鷹はハンドルネーム、ノエルも(恐らくは)ハンドルネーム。
- ノエルはアルファベットで書くとある言葉のアナグラムになっており、それが彼の目的になっている。
- 綴りは「noer」逆読みすると「reon」。つまりアンチシェルノトロンという想いがある。
- 第三幕に出てきた「『クラケット』という男に会うんだ」という発言について。クラケットはトロンの生みの親である研究者の名前。
- シェルノトロンは広まって10年そこそこなので、生きているかもしれない年代の人だが今のところは死んでいる。
- では「死んでいる人間にアクセスしろ」ということは…?ノエルは何かを伝えたがっているのかもしれない。
- また「バイオスクラス名 exec_genomirai バイオスレベルは9」という発言について。
- バイオスレベル9とは天文の中枢の人たちしか権限を与えられていないレベル。とはいっても研究者や部分的ならばアクセスできる。
- execというのはコマンドの名前。あとに続くのはアプリケーション名であり必ずしも施設の名前とは限らない。
- バイオスにはいろんなものがある。通信バイオス、計算のためのバイオスなど。
- このため「genomirai」がなんなのかは到底予想がつかない。
- ノエルも今後登場する。
その他
- 夢ノ珠はクーリンとパリー区長が2人いなくなっても大丈夫だったのか?→周囲が回してるので一応大丈夫。シェルノトロンの補償はチューブ・カンパニーがあたっている。
- シェルノトロンを推進している天文の皇女イオンが「シェルノトロンはしっくりこない」と言う理由は?
- シェルノトロンは万人向けに作ってはいるが、やはり相性がありその普遍性からこぼれ落ちることはある。
- 様々なことを学んだ結果後天的に合わない人、先天的(脳の作り的)に合わない人というのがいる。
- ストーリーの欠番部分についてはかなり物語の核心に触れる内容。
- 「物語の真相を暴くパック」がかなり後になるが予定されている。(年明けに配信予定のエクストラパックでは欠番部分は埋まらない)
言語解説編
ここが初出。 ※後々まとめページのほうに載せようと思います。
- ラシェーラには2つの詩魔法言語がある。
- 1つめは契絆想界詩。ジェノムの言葉。ahih rei-yahもこれ。
- 2つめはREON-4213。プラネットメゾンホールで使われたシェルノトロン向けの言語。
- 今回は契絆想界詩について扱う。
契絆想界詩の世界
- 言語の目的:ジェノムの公用語。 我々の世界で言う動物同士の言葉のようなもの。
- 言語形態:漢字のような言語。
- 読み方としては中国語っぽい。この文字1つずつに想いと意味が含まれている。
- 下にあるのがそれぞれの文字の意味。日本語と語順が一緒。
基本的な文法
- 想言と導言。想言が想いの源。導言は力が発動するところ。
- 想言とは想いを募らせる対象を示す部分。
- 例えば「死んでほしくない」という想いにはその人が好きだとかいう「理由」がある。
- 一番簡単なのは「あなた」「彼」「あれ」など。
- ただ様々な想いを追加すればするほど強い力になっていく。
- 例文ではD(貴様のみ)よりE(私を助けてくれたター坊やルウレイさんが)のほうが強い。
- 翻訳方法も日本語の並び通り。
- 導言とは想いを「発動」する部分。
- 詩魔法として使う時の導言は基本的に命令形。通常の文章で使うときは単に述部となる。
- Bはただの事象であり何か効果があるわけではない(述部としての導言)
- Eは実際に効果が発動する(ただしジェノムがそうしてくれれば)
- 人間も非常に強い想いで言葉を発すれば力を発揮できる(言霊のようなもの)がそのエネルギーは微弱であり、事象を起こせるまでにならない。
- 導言のルール。イコール(=)が入っている。
- この例で言えば[私が]=[どうか死にませんように]と願っている。
- この「私」という概念は契絆想界詩の世界では複数存在する。
- 想いのソースは想いそのものと同じならば省略可能。(後述)ahih=rei-yahでも省略されている箇所が多々ある。
- 人称表現。「自分」の扱いに特徴がある。
- 非同調(ah[ジェノム]とih[自分])、同調(ahih)、完全同調(ah)、一心同体(ah)とそれぞれについて「自分」の言い方が変わってくる。
- 力を発動しているジェノムも「私」である。ジェノムは自分の脳の一部に住んでいる形になっているので、自分の一部と言えるため。
- しかし自分が今どの同調のステージにいるかを言い分ける必要がある。
- 一般人称。一人称・二人称・三人称・以上が存在する。
- 拝(はい)はジェノム、貴拝でジェノムに対する二人称呼称。
- 特にwon-nh-tah-renは相手がジェノムで自分より位が高い(螺旋数が多い)ものに大して使う敬語のようなもの。
- 詩人称(イコールの手前に使われる部分)
- 結合称(完全同調以上で使われるもの)
- 神呼称(n:ん) 御魂、神から力を貰うときに使うが滅多に使わない。
- 主体語、名詞を活用して動詞にしたもの。
- 契絆想界詩には動詞も名詞もなく、基本的には全て名詞。
- 主体語=名詞+活用言。
- 主体語の活用表
- 基本的に動詞的活用と形容詞的活用は同じ。
- 名詞的活用はペンなど英語で言えばbe動詞を伴わないと意味が通らないものについて使う。
- 能動(死ぬ)、受動(殺される)など。
- それぞれの活用形に現在・過去・未来(T軸)がある。
- 助詞。(~を。~が。)
- ih-duで「[私][を]」。これはそのまま表の通り。
その他の文法
- 疑問文はiuz(いぅず=ゆず)をつける。
- 仮定文。もし「想言」なら「導言」という形にする。想言の頭にiaz(いぁず=やず)をつける。
- コロン(;)は日本語でいう句読点と同じ。
詩魔法を発動する文法
- 人間は発音ができても想いの発現ができない、ジェノムは発現できても発音ができない。
- 私が思いを紡ぐ→貴方がそれを力に変える→そして思いを紡ぐ。
- 陰言+契約言+陽言。
- 例えば導言を伴う文章で思い出を語る文章だとかの場合は効果が発動しては困る場合がある。
- 「~という想いがあって彼に死んでほしくない」は死んでほしくないこと自体を発動するのではなく、実際の手段(バーストを防ぐために花を咲かせる)を発動して欲しい。
- バースト防ぐの部分が陽言、陰言(隠れている言葉=想い)。
- つまり発動する部分が陽言、裏に隠れている想いが陰言。
- 契約言の文法。
- パワーソース、名の通り力の源。
- ヒュムネソース(想いをどの精神階層から出してくるか)人間がジェノムの心をどの程度覗いて良いかを示す部分。
- 浅い階層は顕在意識、意識はしているが言葉には出さないようなこと(中間階層)、深い階層は潜在意識。
- 精神階層の深いほうがたくさんの力を使えるが、それだけ見られたくもないものもあるためジェノムとの強い絆が必要。
- 同調の程度ごとに使える精神階層が決まっている。
- いつでもどこでも全力を出しているとエネルギー切れを起こすので、期待する効果に見合った階層を使うことが大事。
- 詩魔法例文
- ここでは陽言がahなので「人間としての自分は紫陽花が咲いて欲しい」になっている。普通はahihを使う。
第四幕について
- 11/1配信。(イオンTALKパックとコスチューム&アクセサリパックも)
- 今までのどの話よりもクライマックス、かなり衝撃的な話なのでお楽しみに。
次回は11月末とのことです。
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