SOUL SACRIFICE | プレイステーション® オフィシャルサイト
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魔法を中心にしたいわゆる狩りゲーです。私のようにクラスがあったらまず魔法使いを選ぶような魔法好きな人には特にお勧めです。
ゲーム自体もさることながらロビーの雰囲気やストーリーが薄暗い感じでとても良いので、とりあえず体験版をやってみるといいと思います。なんかムービーを見てもその辺りがあまり伝わってない気が。体験版はセーブデータをそのまま製品版へ引き継げるので無駄がないです。
デモンズソウルやダークソウルほどの玄人ゲーではありませんが、テイストは似ていますね。
主人公は良くわかりませんが牢屋に入れられています。そして隣に捕らわれている人間が目の前で悪そうな魔法使い「マーリン」に殺されます。どうやらマーリンは人間を生贄に生き延びている模様。
そんなときガレキに混じって転がってきた謎の喋る本「リブロム」との出会い。
この本はマーリンと旅を共にした「ある魔法使い」の手記であり、ところどころが欠けていて見ることができません。全部読めばマーリンの弱点がわかるみたいなことを言われます。(ちなみに右にあからさまな選択肢があるんですが、選んだらマーリンに2発で殺されました…)。
そして主人公はこの「ある魔法使い」の記憶を追体験するという形で色々狩ったりレベルを上げたりするわけです。先のことはわかりませんが、たぶん強くなってこのマーリンを倒すんだと思います(?)
魔法使いとは魔物を倒す存在。そして魔物は欲望に負けた人間の成れの果てです。つまり遠回しに人殺しをするということ。
ストーリーはとてもダークな雰囲気。
これはボスクラスの魔物「スライム(金欲)」。貧しさゆえに金欲にまみれたらしく財宝を片っ端から取り込んだすでにこうなったみたいです。
他にも雑魚の1匹に至るまでこんな風なエピソードが数ページに渡って添えられており引きこまれます。魔物も元は人間、どうして魔物になったかを知ってしまうと普段の狩りもまたひとつ違った感情を覚えることでしょう。
この抽象的なイメージがとても良いですね。戦闘中にも魔物の怨嗟の声が流れたりと演出もなかなかです。
メインとなる戦闘ですが3個の魔法を2セットの合計6種類の魔法を駆使して戦います。魔法は遠距離攻撃から近距離攻撃や回復に至るまでかなりの種類と属性があります。やはり敵によって得手不得手があるので魔法のセットは悩みます。
魔法には使用回数が定められています。そしてフィールドには「供物」があり、この回数を補充しながら戦うことになります。つまり回数は多いけど弱かったり、その逆で回数は少ないけど強力な魔法などがあります。魔法は同じ魔法を合成することで回数が増やせたり、異種合成をして新しい魔法を作ったりとこのあたりは1つのやりこみ要素ですね。
また魔法なだけに結構全体的に隙が多いものが多いです。そして同士討ち(いわゆるフレンドリーファイア)も存在し、詠唱途中でくらうとダメージこそ受けないものの使用回数は1減ります。これは敵から攻撃を食らっても同じです。ますます何をセットするべきか悩んじゃいます。
そして0回まで使い切ってしまうと「リブロムの涙(クエストをこなすと貰える)」で修復が必要になります。使い切るとそのクエスト中はその魔法は使えなくなるので出来ればコンスタントに供物を補充しながら戦いたいところです。
そして成長要素ですが、敵を倒すと「救済」か「生贄」かを選ぶことができます(画像は公式から拝借)。このシステムは名作「バイオショック」のリトルシスターを彷彿とさせますね。
「救済」を重ねていくと生命Lvが、生贄を重ねていくと「魔力Lv」が上がっていきます。前者が防御よりで後者が攻撃よりの成長をするわけですね。レベルの合計はあわせて100までです。ただあとで下げることもできるので序盤は自由にやっていいと思います。
また、右腕には刻印を施しエンチャントのような形で能力を上げることができます。これも救済と生贄それぞれの方向性でだいぶ変わってきます。
オンラインでのマルチプレイはまだやっていないので良くわかりませんが、ゴッドイーターよりは緩いものになっている…はず。
まだまだ他にも奥深い要素があるので公式のシステム紹介あたりをご参照あれ。
必要なプレイヤースキルは決して高くはないですが、上手ければ上手いなりに鮮やかに立ち回れるポテンシャルは秘めていると思います。
SOUL SACRIFICE ソウル・サクリファイス (通常版) ¥ 4,873
狩りゲーは最近食傷気味だったのですが、久しぶりに遊べそうです。